経営革新のヒント




経営革新とは?
 革新を辞書で引くと、習慣、制度、状態、考え方などを根本的に変えることと書いてあります。それを経営で行う事です。当たりまえですね、でも、どんな時代でも「諸行無常」で世の中は常に変化しています。経営において、実は革新は当たりまえの事です。ただ、昨今の経済情勢は、今までにない大きな転換期を迎えているので、経営革新が言われるのだと思います。 まずは、習慣から変えて見ましょう。朝30分早く出社するとか、ウォーキングをするとか、煙草を止めるとか、新しい趣味を始めるとか、読書をするとかいろいろあると思います。そんな悠長な事をいっていてと思われるかもしれませんが、何かを変えなくては、風景は変わりません。変わらない世界に生きていても意識は変わりません。意識を変えれば何かに気づくはずです。 そういう意味では、経営革新は習慣作りから始まるのではないでしょうか。





経営革新の意味
 経営革新は、法律的には、
内容
 ※新商品の開発又は生産
 ※新役務の開発又は提供
 ※商品の新たな生産又は販売の方式の導入
 ※役務の新たな提供の方式の導入その他の新たな事業活動、
期日
  3年〜5年
結果
  付加価値額または、1人当りの付加価値額をあげる
  (付加価値額=営業利益+人件費+減価償却費)

経営革新は、経営的には、
内容
 ※商売繁盛・勝ち残り
 ※経営再建・生き残り
期日
  5年〜10年
結果
  税引前利益・売上の10%程度

経営革新のヒント
1.街灯の下原則
 暗い夜道で鍵を落とした。どこを探せばよいか。物理学者は「まず街灯の下を探せ」とアドバイスする。落とした場所が分からない、出発点に戻って、手探りで探すしかないと反論されるが、暗い場所で鍵を探すのは難しい。 暗い場所の検索は、明るい街灯の下に鍵がないのを確認してからにすべきだ。と青山学院大学の野口悠紀雄教授はいいます。 これは経験から学んだ知恵で、物理学は「街灯の下原則」で多大な成果を収めてきた。その応用可能性は広い。最初から新しい道具を求めるのでなく、使えるものを使う。ないものねだりは、多くの場合徒労に終わる。 何時も、一番の近道は「まず街灯の下」を探すこと。


2. 高く売れ
あるアパレルメーカーで、シーズン末の在庫処分は、いくらまで価格を下げれば、売れるかという価格変更の会議をしていたところ、社長が「大勢集まって、時間をかけて値下げの話などやめなさい。 これからは、どうすれば残った商品が高く売れるのかを考える会議にすること」と命じた。社員はビックリしましたが、その後は、不振商品はどうすれば、もっと高く売れるのかという会議が持たれ、いろいろなアイディアが出るようになり、 何点かの商品は、新しい企画を付加することで売れるようになった。また売出す際に、万一売残った時の企画も、事前に考えれるようになったと、コンサルタントの泉田豊彦氏の話です。